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5月29日は国連平和維持要員の国際デーです

国連平和維持活動

国連のPKO活動という言葉はよく聞くことがあります。
それは正式には国連平和維持活動(United Nations Peacekeeping Operations)で、国連が受け入れ国の同意を得た上で、現地に要員を派遣して行う活動のことです。

紛争地域の平和の維持を図る手段として、伝統的には紛争当事者の間に立って,停戦や軍の撤退の監視等を行い,紛争当事者による対話を通じた紛争解決の支援を目的とする国連の活動でした。
しかし,冷戦終結後,国連の役割の高まりとともに,国際社会が対応を求められる紛争の多くが国家間の紛争から国家内の紛争および国内紛争と国際紛争の混合型へと変わった結果,国連PKOの任務も多様化し、公正な選挙のための監視なども行っています。

殉職者

しかし、紛争地域における平和維持には常に危険が伴い、毎年、活動中に命を失う平和維持要員がいるというのが現実です。
昨年(2019年)の殉職者は102人で、これまでの累計では3,900人を超えています。

国連平和維持要員の国際デー

2002年の国連総会で5月29日が「国連平和維持要員の国際デー」に採択されました。
英語表記は「International Day of United Nations Peacekeepers」です。
この日を中心にニューヨーク国連本部において、前年の殉職者の栄誉を称えるメダルの贈呈式などの式典が開かれます。
なお、今年の式典のテーマは「平和維持活動における女性:平和への鍵」(Women in Peacekeeping: A Key to Peace)で、女性のさらなる活躍を広げる活動に力を入れるそうです。

日本の協力

日本は,1992年6月に国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律(国際平和協力法,PKO法)を制定し,本格的な人的・物的協力を行ってきています。

その活動においては、憲法第9条との関係で一切問題を生ずることがないようにする目的で、平和維持隊への参加に当たっての基本方針(いわゆる5原則)をかかげています。

 

この派遣については国内で賛否の議論はあるところです。
国連の平和維持活動に対する資金の提供による協力はもちろん大切です。
そして、それに加えて、世界の平和に目に見える協力が求められているということも、本日の記念日(国際デー)にあたり、国連のサイト等を見て感じました。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。