勝島運河の花海道
自宅からの徒歩圏内のスポットの紹介を続けます。
京急線の立会川駅から徒歩10分程度で行けるスポットの紹介です。
品川花海道
立会川が注ぐ勝島運河の両岸の堤防は「しながわ花海道」として整備されいます。
その始まりにはこのような看板が立っています。
堤防には菜の花が沢山咲いています。
また、ユリカモメの群れも間近に見ることができて、自然と触れ合うことができる遊歩道になっているのです。
案内図には以下の説明がありました。
「しながわ花海道」は、高潮や津波から地域を守る防潮堤の役割を持つ一方、花や緑、水辺に親しめるスボットです。
地域の皆さんが行う花植えのボランティア活動により、春には菜の花、秋にはコスモスが一面に咲きます。
今は菜の花が咲き、八重桜もきれいです。
秋にはあたり一面のコスモスに飾られて、かなり違った景観になるものと思います。
立会川の水質浄化
立会川が流れ込む勝島運河では次の立札のとおり、種々の鳥や魚を観察することができます。
この自然環境を保つための努力の説明を、立会川を少しJR大井町駅の方向へ遡った場所で見つけました。
平成14年度からのJR導水や、平成20年度からの高濃度溶解水の供給が行われているのです。
JR導水では東京駅の地下で湧き出た水を、東海道線の横の水色の管を通して運び、そのきれいな水を大井町駅の少し南側で立会川に放流しているのです。
鮫洲橋
勝島運河は京浜運河に合流します。
合流地点のそばに架けられているのが鮫洲橋です。
鮫洲橋のすぐ先には、警視庁の鮫洲運転免許試験場があります。
試験場は、コロナウィルスに感染した職員の発生に伴い、4月1日から12日までは業務停止していました。
現在は完全再開ではないようですが、一部の窓口は開いているそうで、駐車場の入口には交通整理の警官が立っていました。
鮫洲の地名の由来
試験場の近くに、鮫洲入江広場という芝生の上で遊べる公園があります。
その公園の中の立札によると地名の由来は以下のとおりです。
「鮫洲」の地名の由来は、鎌倉時代、品川沖で漁師の網に大きな鮫がかかり、この鮫の腹を割いてみると、聖観音の木像が出現。この聖観音は鮫洲観音と呼ばれ「鮫洲」の地名になったといわれています。
また、海苔の養殖はこの地で始まったことも記載されていました。
更に、案内図の右下の部分では、明治から平成にかけて埋め立てがいかに進んできたのかを地図でも説明しています。
おわりに
外出自粛要請の折、公共交通の使用は慎みますが、健康維持のための自宅付近で人混みを避けた散歩は続ける予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。